ヨガでひっくり返って感じたこと [アーサナの練習方法]

ヨガを長く続けていると・・
パパ太郎の場合は3年と少しになりますが
感じ方や景色がどんどん変わってきました。

いちばん顕著に感じられるのは
ハンドスタンドでバランスを崩し
スローモーションのように
ひっくり返っていくときの感覚です。

人間は両足で立ち、走ったり、歩いたり
踏ん張ったり出来ますが

それでも満員電車の中では
急ブレーキをかけられると
慣性の法則で自分の体は
踏ん張る力を越えて制御不能となります。

目の前に吊革があれば
瞬時にそれに手を伸ばします。
或いは隣の人に自分の体重を預けて
転倒しないように自己防衛しますよね。
これは人間のチッタ(記憶)が成せる危機回避脳力です。

似たようなことがヨガのハンドスタンド
(逆立ち状態)でも起こります。

逆立ちの微細な感覚の中、両腕は体を支え
両足のつま先は天から吊られている感覚、

或いは天と地の間で思い切り背伸びをして
いる感覚、息を全て吐ききった感覚、体の部位が
(両手、両足、頭、胸、腹、背中、腰、他)
一つの塊となっていく感覚。
バンダの力を(ムラバンダ、ウディアナバンダ)
感じている感覚。いろいろな世界が広がり
感じることが普通にできるようになります。

この時、電車だと急ブレーキですが、
ヨガではゆっくりとブレーキがかかりだすため
先ずは両手首で踏ん張ります。

そして逆立ちしている体は瞬時に
目に見えない吊革を探します。

体の反応としてはもう一伸びして
両足先を見えない吊革に伸ばしたり。

或いは吊革が届かなければ
微細な体重移動を両腕から腰、腹にかけて
反射的に行ったり。

それでもダメな時は片腕を軸にしながら
ネコのように空中で反転して両足で着地します。

さて今日のテーマである
ヨガでひっくり返って感じたことですが
両足で無事に着地できない場合があります。

逆立ち状態に維持しようと
思う気持ちが強いと
反転するタイミングを逃してしまい

あとはスローモーションを見るように
点を中心に円を書くように
身体が遠心力に弾き飛ばされてしまいます。

頭から落ちることはありませんが
お尻から見えないところにドスンです。

重力や遠心力など目に見えない力を
文字とおり肌で感じます。

ひっくり返って感じたことは
遠心力に逆らわずお尻から
ドスンと落ちる術が体に備わっていること。

もし頭や膝から落ちたら・・・
もし腕で支えようとしたら・・・
靭帯断裂など大怪我をします。

遠心力に逆らわずお尻で受け身を
取れている感覚がその時は
何が何だかわかりませんが
今までに何回もあります。

この何が何だかわからないまま
という感じがひっくり返って
感じたことです。ミステリアスな感覚です。
何でこうなるの?

気がつくと隣の人のマットに
転がっていたこともあります(^^)
隣の人もミステリアスに思うでしょうね。

ブログを書いていて表現が難しい
脳からの遅れた危機回避信号を
身体がベストな判断をしてくれた結果かも
しれません。

では。








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